食品の安全の向こう側

食品添加物に学んだ時に、遺伝子組み換え作物についても少し学んだ。細菌の遺伝子を組み換えて作られたトリプトファン(必須アミノ酸のひとつ)というサプリメントに有害物質が含まれる事件があった。遺伝子組み換えによって予期せぬ毒物が製造されたことが原因であるというのが通説。一般の製品に比べて、99%以上が同じであっても、「好酸球増多筋痛症候群」という深刻な症状を引き起こした。

遺伝子組み換え技術で、何が製造されるか分からないことを示した例として、講義中に出てきた。

遺伝子組み換え技術において、目的とする遺伝子の機能を発現させるスイッチとして一緒に組み込まれる遺伝子を、「プロモーター遺伝子」という。このプロモーター遺伝子は高放射線量のガンマ線と同等の影響をもたらす可能性がある。これは放射能の問題に酷似しているし、電磁波の問題とも関係してくるが、このプロモーター遺伝子が、DNAの中に突然変異を起こす部位(ホットスポット)を作り出すことで、DNAの断片全体が不安定になる可能性があるという。

ここで思い出したのが、電磁波被曝によってもたらされる、サイクロトロン共鳴による遺伝子破壊の説に酷似していることだ。
電磁波を浴びることによって、DNAに回転運動が起こり、破壊される。確かそういう説だった。

話を戻して、このプロモーター遺伝子によって、目的通りの遺伝子を発現させるという。

そして、目的の遺伝子が発言したかどうかをチェックするのが、抗生物質に耐性を持つ遺伝子を使用することによって確認するという。つまり、目的通り遺伝子が組み変われば、抗生物質に耐性を持つようになるということだった。

遺伝子組み換え作物からもたらされる影響の一つには、抗生物質が効かなくなる可能性がある。
すでに日本でも、抗生物質に耐性を示す多剤耐性菌(MRSA)が原因で、毎年17000人以上が死亡していると言われる。

そして、ウィルス遺伝子。
ウィルスの遺伝子を作物に導入することが、最大の危険性を孕んでいるそうだ。作物にウィルス毒性が組み込まれれば、食品によるウィルス感染を危惧する。一方で、バイオ医薬品用の作物もある。食品業界にとっても迷惑な代物と言えるかもしれない。つまり、一般の作物から遺伝子組み換えによってウィルスが組み込まれた作物、医薬品や化学物質を生産することになる。

遺伝子組み換え作物とそうでない一般の作物を分別することすら難しいのが現状らしい。

ワクチンの製造、避妊薬、妊娠中絶薬、止血剤、食品産業用酵素、アレルゲンタンパク質の分解酵素などなどがバイオ医薬品として取り沙汰されている。

新型コロナウィルス感染症用のワクチンにウィルスベクター技術の言葉もあったし、核酸という言葉もあったが、いずれも遺伝子組み換え技術とみて良いだろう。ベクターとは運び屋遺伝子のことであり、それがウィルスの遺伝子操作を示唆していることがわかる。おまけに、食品添加物に使用される核酸も遺伝子組み換え技術により製造されるが、もちろん健康上のリスクは不明である。

なぜならば、遺伝子組み替え技術によって新たに発生する可能性のある毒には、未知のものも含まれる。つまり、新たな毒性を生み出す可能性があるのだが、安全性を検査する場合には、既知の毒性検査になることから、安全検査を通過する可能性が高い。

加えて、新型コロナウィルス感染症対策用のワクチンには、抗体依存増強の文字があった。

ワクチンによってできる抗体に、依存しやすくなるのだろうか?

とにかく、口にするものは重要であるし、なるべく加工食品は口にしないほうが良いし、添加物についての知識は、必須である。
それ以前に、医薬品に既にバイオ医薬品が存在することを考えると、医薬品についての評価は推して知るべしと言えるだろう。

これが自分の判断基準になっている。

健康アシスト・貴

自らに精神疾患克服の経験をもとに、難病で苦しむ方へ、「少しでも有意義な人生を送れるように手助けできたら良いな」と思っています。

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